いつも決まったことしか言わなくなるのは歳のせい? 

正直な気持ち

いつも決まったことしか言わなくなるのは歳のせい?   5月26日

 

 

 

母が電話をかけてくると

挨拶から始まって

定型文を読んでいるかのごとく

毎回同じことを言ってから

今日電話したのはね」と

これまたいつも同じセリフ。

脳が勝手に言わせているのか

何か頼む時は〜しなくてはという

自分なりの慣習なのか

毎回聞いていると

そこは端折っても構わないのにと

思うこともある。

 

 

持ってきて欲しいものを

なぜ欲しいのか

何が不都合なのか

ついでの時でいいけど

無いと困るから早く」と

辻褄の合わないことを三回は繰り返し

最後に決まって

自分と息子(弟)が私の世話になっていることを

クドクドと詫びて

そんなことないよと、いう私の声を

聞いているのかいないのか

言うことだけ言ってさっさと切ってしまう。

 

日頃スタッフの方と

多少のやり取りはあっても

おしゃべりをする機会がないからか

滑舌が悪くなり

使う語彙が徐々に減ってきているように思える。

本は好きで読んでいるけど

以前ほど長時間はキツイことは

老眼の私にも理解できることだけど

刺激、人と会話するという

言葉のやり取りが減ってきて

脳の認知機能が

どんどん退化しているとも思える。

 

 

脳は怠け者

刺激を与えられないと

それまであった回路を

不要と判断して

ゴミ箱に入れてしまう。

新しいことをすれば

新しい回路がまたできることもあるが

使わない回路は閉ざされてしまうと

本で読んだが

母の語彙が減ってくるのは

そんなことが起きているのかもしれない。

もともと感情的で

論理的な話は苦手な母が

ますます一方通行の会話しかできなくなると

日本語が通じないと

思うこともある。

それでも愚痴を聞かされずに電話が切れた時は

ラッキーだと思えるくらいだから

私から電話して

母が喜ぶだけでもありがたい。

 

 

できなくなったことより

まだできていることに目を向ければ

悲観的な気持ちにならない。

悲しいことかもしれないけど

自分がそうならないためにはと

考えることもできる。

 

 

高齢社会となった今

健康でいるためにできること

脳も体も錆びさせないために

できることをしていきたい。

 

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