はじめの一歩は歳を重ねるほど慎重になるものなのか

頑固にならずに成長したい     10月13日。

 

「無理だからやめておく」

つい言ってしまう言葉

言わなくても無意識に

頭では独り言として言っている。

 

 

固定観念

受けてきた教育

躾けられてきたこと

周囲からの刷り込み

価値観の違い

歳をとるほど変えられないものなのか

だんだん頑固になるからか

 

 

過去の記憶が決めるから

無理と判断するのか

 

 

無理かどうかやってみればいいのに

 

 

こうしたほうがいいと思う

「だって無理だから」

母がいつも言うこと

「そうね」と言っても

決してやらない

自分の考えは変えない。

 

認知症であってもなくても

変わらないことはあるのだ

母の場合

変わったのは生活習慣のこと

それまで当たり前だったことが

ひとつ抜けた

「着替えること」

他はそれまで通りなのに

少しずつ習慣から抜けてしまった

私よりおしゃれだったのに

着替えなくなって

着替えていないことに気づかない。

自分では「きちんとやっている」つもり

「お風呂の日は着替えを持って」

「お風呂に行くときは着替えもね」

言ったり紙に書いたり

見よう、聞こうとしない

 

 

子供に言われるのは

非難されているように思うのか

注意されるのが嫌なのか

威厳を持った母親でいたいのか

それまでの関係を変えたくないのか

いつも自分の言うことが正しくて

それを変えたくないのか

 

過去の記憶の中で

私はどう思われていたのだろう

 

用意した着替えをバッグから出し

引き出しにしまって

タオル類だけ持ってお風呂に

きちんとしまってある着替えを見ると

時々可笑しくさえ思える

 

 

今までとは違う方法

メモを見てからお風呂に行く

そんな些細なはじめの一歩

母にとっては

「余計なお世話」かもしれない

 

少し前のことを忘れる

これは病気だから仕方がないけど

生活習慣は

できることなら改善してあげたい

少しでも快適に過ごせるように。

根気よく繰り返して

これからはこうしよう

そう思って貰えるまで

私も自分のはじめの一歩の一つとして

継続してみます。

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