気にかけてほしい心理が嘘をつかせる 5月20日
しばらく言ってこなかった
「壊れた」の連絡がきた
CDプレーヤーが壊れたと。
操作ミスで音が出なくなっただけで
決して壊れてなんかいないけど
今は面会できないので
部屋に行って教えることはできない。
何しろ会話が一方通行で
耳も遠くなっていて
電話で説明しても聞く耳持たず
いかに自分が困っているかを
ずっと喋るだけで
こちらの話は聞こうとしない。
毎回同じフレーズの
「買われたから新しいのを買ってきて」
ラジオ、足温器、ガムテープなど
「ないから困る」の一点張りで
探したりCDのスイッチを
押してみることはしない。
音量がゼロになっていたり
エアコンが温風ではなく冷風になっていたり
原因があるから使えないことが
認知できないのかしようとしないのか
なんでも「壊れた」ことにしてしまう母。
ホームの入り口で事情を話し
部屋からCDプレーヤーを持ってきてもらい
玄関先で見てみたら
ラジオのボタンを押したようで
雑音がすぐ聞こえた。
CDに切り替えたら聴こえるように
やはり壊れてはいなかった。
押してから少し間があってから
音が出るので
せっかちな母はカチャカチャと
あちこち触った可能性もある。
以前も説明するとろくに聞かずに
「わかったわ」とその場では
間違えずに操作するが
帰宅して程なく
「やっぱり壊れている」と電話してくる。
今回もまた「壊れているから」と
その日のうちに連絡が。
ホームに電話で事情を話し
スタッフの方に見に行ってもらうよう依頼
「そんなことでしたら言ってください、
スタッフが操作見て見ますから」と
わざわざ言ってくださったので。
わざと壊すわけではないのだが
「困ったこと」があれば
きっと娘がすぐきてくれる
そんな心理なのかもしれない。
人は自分のことを気にかけてもらえると
嬉しいものだから。
ホームの花壇にも綺麗な花
帰宅したらすぐご近所のバラが
こんなに綺麗に咲いていて
なんだかいい気分。
孫が母の好きなお寿司を
ビーズで作ってくれました。
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