ボクちゃんが十両の力士さんに
ニコニコ笑って
抱っこされている写真
先週、息子が先輩から連絡をもらい
すぐ近くのお宅に伺って
力士さんに抱っこしてもらい
写真を撮ってもらった
写真を見た母が
「あら〜、笑ってるわ」
突然昔のことを思い出して
「〇〇(弟)は抱かれて泣いたわよ」
私が幼稚園にいた時
突然母が呼びに来て
家に帰ったらお相撲さんがいた
(力士でなく子供には「お相撲さん」と)
私も従兄弟たちと3人で
胡座をかいた膝に座った記憶は
写真を何度も見たし
しっかり覚えている
でも・・・6歳違いの弟は
まだ生まれていないはず
「じゃあその次に来た時だわ
おばあさんが泣き顔を
覗き込んでたの、覚えてるから」
その時は私は小学生
流石に学校を早退させることは
しなかったのかもしれない
横綱 吉葉山
おじいさんが
何着ればいい?と言ってたので
失礼のないように袴がいいと
母が言ったそうで
紋付袴姿の横綱を見て
後でおじいさんに
「恥かかずに済んだ、ありがとう」と
お礼を言われたと
嬉しそうに話す母
二間続きの欄間には
当時の横綱四人の
(千代の山、鏡里、栃錦、吉葉山だったような?)
手形とサインが墨で書かれたものが
額に入れて飾られていた
(祖父が亡くなった後は・・・多分叔母たちが持っていった)
日本画家だった祖父が
何を描きましょうか?と聞いたら
横綱は「桜をお願いします」
おじいさん、刷毛で下から上に
薄いピンクの絵の具で
それから筆で墨を使って
枝、幹・・・
満開の桜をイメージしたのね
私あんな描き方初めて見たから
岐阜の方にある、あれなんていうか
「淡墨桜?」
そうそう、それを描いてあげてたわ
どんな絵だったんだろう
私も見たかった
(写真のサイトで探してみたが・・・)
初めて聞くエピソード
「おじいさん経済力なかったけど
いろんな人と交流があって
いつもお客さんが出入りしてたから
おまんじゅうは常に用意してたよ
私も毎日のようにお薄(お抹茶)を飲んでたし
買ってきても二日たつと
お客さんには出せないからと
お饅頭をお茶菓子としてもらえた
今思うと毎日抹茶茶碗で
茶を嗜んでいた事になる
横綱 吉葉山さんは
二度もうちにきたのだろうか?
お昼の用意を伺ったら
タニマチの八百文の大将が
10時から11時だけ
お寿司は食べてる時間はないと
最初に言われたそうだ
今日もボクちゃんの写真から
また昔の記憶を辿って
時制は所々違うし
脚色したと思われることもあるけど
人の記憶はそんなもの
無意識に事実に肉付けして
ストーリーを作るのだから
正確かどうかはあやふやだけど
楽しそうに思い出を話す母
今話したことを忘れて
おじいさんが何着たらいい?と・・・
3度目の同じ話を聞いた後
帰ってきました
今日はお寿司を全部食べてくれたので
想定外だったけど嬉しい
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