今日は母の誕生日
以前のように夜招いてあげることができないけど
少しでも気分転換ができればと思い
ランチに連れ出した。
水曜日に行った時
カレンダーに書いて話してきたけど
念のため朝電話をしてみた。
三度目にやっと気づいてくれたようだが
やはり忘れていた。
出先からだったので
鰻屋さんには時間が遅く
前もって話しておいたけど
以前行っていた寿司屋さんへ
「どこでもいいわ」とは言っていたけど
母の好きなものがいいと思って確認しておいた。
昼時でもあまり混んでおらず
ゆっくり歩いていても気を使わずにすむ
カウンター席につき注文する時になって
「私生ものは食べない」はっきり言った。
寿司屋さんで生ものいらないって・・・
何を食べるというのか
じゃあよそに変わる?
「私茶碗蒸しが食べたい」
とりあえず注文
私頭の中???あと何?
メニューを見て
焼き穴子、煮穴子、だし巻き卵、煮魚、焼き魚・・・
生もの以外もあるにはあるが
一体何が食べたいのか
何が食べたかったのか
言わないのでよくわからない。
少し食べて他のお店に行こうかと
言ってみるだけ無駄
最近食が細くなったと
看護師さんに言っていた。
私がいる時だったから
少し大げさに言ったのかもしれない。
マイナスのことをいつも口にして
「大丈夫だから、わたしはちゃんとやっているから」
必要以上に「そんなに気を使ってくれなくていい」
最後に必ずいう。
言っていることに一貫性がないが
いつものことだからいいのだけど
時々「本心は」と考える。
できなくなったことばかり考えると
口から出る言葉も
ネガティブなことが多くなる
手に力が入らないから字が書けない
〜したいのにできない
もっとできることに目を向ければいいのに。
まだ一人でトイレに行ける
自分で食事ができる
歩くことができる・・・
92歳、上出来でしょ。
本当は何が食べたかったんだろう
思ったより食欲はあったようで
ちょっと安心した。
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