9月1日
交渉術
初回はお迎えを頼み
2回目は30分ほど泣いて疲れて寝た。
もう来なくていいからと言ったら
「泣かないから」と約束して
3回目の昨夜のお泊まり。
お気に入りの本や縫いぐるみを持って
勇んで来たものの
やはり悲しくなったようだ。
11時頃までは
タブレットでyoutubeの動画を見たり
テレビのアニメを必死で見ていた。
眠そうにしていたが「眠くない」
お兄ちゃんが「もう寝る」と
布団に行こうとすると
急にシクシク始まった。
やっぱりな〜と思いつつ
特に気にせず様子を見ていた。
「母ちゃんがいい」
例のフレーズが始まった。
今日は何分続くのかと思いながら
構わず布団の方に行き横になった。
重い足取りで布団の方に来て
ちょこんと布団の上に正座して
泣いては鼻をかみ出した。
スマホで娘に経過報告しながら
お迎えの意思がないことを再確認
寝るまで待つしかなさそうだと悟る。
15分経過、まだ泣いている。
時々枕に覆いかぶさって泣くので
背中をさすりながら
孫娘の言葉を返した
他のことは一切言わずに。
「母ちゃんがいい」
そうだね、母ちゃんがいいね
「母ちゃんがいい〜」
そうだね、母ちゃんがいいね〜
数回繰り返していたら
なんと泣き止んだ。
少し落ち着いたのか
「朝母ちゃん迎えにくる?」
質問された。
「朝迎えに来るよ」
「ホント?」
「はい本当」
泣き時間が前回より10分短縮されたが
喜ぶのは早かった。
泣き止んで鼻づまりも収まったのか
静かになったがまだ体は落ち着かない。
上を向いたり横を向いたり
ガーゼのブランケットを引っ張って
体にかけたりと忙しい。
10分くらいしてそろそろかと思い
そっと顔を覗き込んだら
くるりと顔を向けて
暗い中で目があった。
しまったと思いまた元の姿勢に戻り
静かにしていた。
10分後かすかな寝息が
今度は大丈夫そうだ。
布団にいってから40分
トータルでは前回より10分長かった。
泣き時間が短くなったから
良しとしましょう。
コメント