無意識に口にする言葉 11月3日。
最近に限らず
母のつぶやきはネガティブな言葉が多い。
「こんなに長生きするなんて」
「日本は安楽死を認めてくれない」
「いつも迷惑かけてごめんね」
独り言とはいえ
聞かされている方は
気分のいいものではない。
昨年のお正月は
骨折して足元が危なかったせいもあるけど
「お母さんはどうしたい?」
「迷惑かけるからやめておくわ」
何度も誘ったけど来なかった。
「私はこうしたい」と言うことは
口にしない母。
今はまだ無理
やめておくわ
迷惑かけるから
遠慮しておくわ
ネガティブな言葉ばかり
本心を言ってくれたら
そう出来るようこちらも考えるけど
どうしたいのかがわからないまま
たぶん本当はこう思っているのではと
推測してことを進めることになる。
介護度が上がって
もう一人でタクシーを頼んでの外出は
許可されなくなり
そんなこともあって遠慮するのかもしれない。
持っていった果物を食べた時だけは
「本当に美味しい、ありがとう」
聞く私はもっと嬉しい。
まずは
「悪いわね」の代わりに「ありがとう」
言葉が変われば
言う方も聞く方も
気分が良くなる。
無意識に口から出てくるよう
まずは私が「ありがとう」を
母の脳に記憶されるよう
連発してみよう
すぐ忘れてしまってもいいから。
少しずつ独り言の言葉
変えていこう。
歳を重ねると
腹の立つことが減ってきたのは
鈍感になったからか
いえいえ寛大になったと思ってます。
誰も褒めてくれないなら
せめて自分で、ね。
まとめてお祝いのバースデーケーキ
一緒にいただきました
母もまた来られますように。
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