基準はどこ 5月8日。
名古屋駅での出来事、
お話を伺ってアドバイス。
買い物にもご一緒した時、
「もう履かない靴が多くても、
なかなか処分できないわ」
海外に行かれた時の思い出、
高価だったこと、
まだ全然痛んでいないこと、
多分もう履くことがないと思っても、
捨てられない。
強い情動とともに残っている記憶、
楽しかったこと、家族の思い出。
私が怪我をした後、
娘が大きな袋を開けて、
靴箱の前で言った。
「もう履けない靴、ここに入れて」
その頃は足の長さも違ってしまい、
おしゃれな靴は履けなかった。
当然パンプス、高いヒールの靴は履かない、
いや履けなくなった。
それでもしばらくはそのままにしてあった。
娘に言われて気付いた、
今がその時かも。
「これは?履く?」
一足ずつ目の前に出されて、
「もう履かない」
靴箱がずいぶんすっきりした。
主人と旅行に行った時、
バーバリーのパンプスを買ってくれた。
白と紺のおしゃれな靴で、
とても気に入っていた。
あまり履いてなかったので、
まだ綺麗な状態のまま。
主人も一緒に買った靴を大切に履いていた。
スーツを着る時は、
必ずバーバリーの靴を履いていた。
思い切って何足も処分した。
いくら思い入れがあっても、
不要なものも出てくる。
思い出だけ残ればいい、
そう思って処分した。
靴屋さんで、
軽くて履きやすく、
ちょっとおしゃれな靴を見つけた。
歳に関係なく、
また新しいものは欲しくなる。
その方は3足、
探していたイメージにぴったりの靴に出会い、
価格も手頃だから喜んで購入。
私も履きやすい靴を見つけた。
「帰ったら長いこと履いてない靴、処分するわ」
新しいものと古いものの入れ替え、
考え方、記憶も、
不要と思われるものは、
手放していきたい。
大切なものだけ残ればいい。
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