母の部屋に行けるようになって
孫達の写真や動画を
できるだけ見せて
様子を話すようにしているけど
2歳半のボクちゃんの動画を見て
「ああ、〇〇ね」
(孫娘の名前を叫ぶ)
息子の子、というと
「まあ、私が抱っこした赤ちゃん、
もうこんなに大きくなったの!」
孫息子の誕生日会で
成長がわかるように
私を挟んで両側に立って
孫二人とパチリ
兄の方は後10センチで
私に追いつく
写真を見て
「まあ、もうこんなに大きくなったの?
カゴに入れて(クーハン)
テーブルの上に置いてた子が・・・
五年生くらいになった?」
六年生、修学旅行、来春卒業
折に触れ
話していることも
すぐ忘れてしまうようで
母が遊び相手をしていた頃の
楽しかった時間のことが
強く記憶されているようだ。
無花果を食べる時はいつも
「木田のすみちゃんがね・・・」
鯨の話題が出れば
「お父さん鯨のベーコン大好きだったね」
母の染めた草木染めのことを言えば
「おじいさんが帯に牡丹の絵を描きすぎた」
そのことにまつわるエピソードを
毎回同じことを懐かしそうに話す母
無意識にしっかり記憶されていることね。
ひ孫達のことは
母が毎日のように見ていた頃で
時間が止まっているようにも思えるが
ホームでは
刺激も乏しく
二年半くらいは面会制限で
たまにガラス越しでスマホで会話
耳の遠くなった母には
よく聞こえないことの方が
きっと多かっただろう。
それでも無意識に記憶された
若い頃のこと
誰かに言われた言葉
辛い時にかけられた優しい言葉
嬉しかったこと・・・
不思議に「いいこと」の方が
多いのは嬉しい。
思い出すのなら
嫌なことよりも
私も「楽しい」「嬉しい」
そんな記憶が残っている方が
幸せですね。
あなたの潜在意識には
どんな記憶があるか
自分では気づかないこともありますよ。
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